Windows10環境でOracle VM VirtualBoxにUbuntu 18.04 LTSをインストールする方法

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こんにちは。カルークです。

今日はWindows10(64bit)のOracle VM VirtualBoxにUbuntu 18.04 Desktopを入れる方法についての備忘録を書きます。

VirtualBoxですが、Windows環境の中に、他のOSを複数入れられる感じです。1台のパソコンの中に何台もパソコンが入っていて、必要に応じて起動したり停止したり、不要になれば削除したりも自由にできるので便利です。

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実行環境

Ubuntu18.04 LTSをダウンロード

Ubuntuの本家サイトから、ubuntu-18.04.4-desktop-amd64.isoをダウンロードします。ダウンロードサイトは画面上部の「Download」にあります。2020年5月時点では18.04は古いので、過去のバージョンを探してみます。

古いバージョンの見つけ方ですが、画面上部の検索窓に「18.04」などと入力すれば「Ubuntu 18.04.4 LTS (Bionic Beaver)」のリンクが表示されると思います。

「Desktop」と「Server」があるので、「Desktop」の方の「64-bit PC (AMD64) desktop image」を選択します。

クリックするとダウンロードが始まるのでしばらく待ちます。(2GBくらいあります)

ダウンロードされるファイル名は「ubuntu-18.04.4-desktop-amd64.iso」です。

Oracle VM VirtualBoxの起動

VirtualBoxはインストール済とし、起動します。Windowsなら、スタートメニュー(窓ボタン)を押して「VM」などと入力すればOracle VM VirtualBoxのアイコンが出てくると思います。

こんな感じでOracle VM VirtualBoxマネージャーが出てきたら起動されています。画面は1台の仮想マシンが導入されている状態になります。(練習で作ったものです)

仮想マシンを作成

早速、Ubuntu 18.04 LTSの仮想マシンを作成します。VirtualBoxマネージャーの上部にある「新規」ボタンを押します。

すると「仮想マシンの作成」という画面が出てきます。

名前は適当で大丈夫です。例えば、Ubuntuマシンなので「Ubuntu18.04」など。マシンフォルダはデフォルトのまま、タイプは「Linux」、バージョンは「Ubuntu (64-bit)」とします。

メモリーサイズはデフォルトで1024MBとなっていますが、快適に動かすには少なくとも4GB以上を設定しておいたほうが良さそうです。(参考:Installation/SystemRequirements)

ちなみにメモリーサイズは後から増やすこともできます。

ハードディスクはデフォルトのまま「仮想ハードディスクを作成する」を選択します。「作成」を押すと仮想ハードディスクの作成が表示されて、HDDの容量を設定することができます。当然ですが、VMが入っているWindowsマシンよりも小さい値で、この仮想マシンに割り当てても良いサイズを指定します。ハードディスクタイプ、物理ハードディスクにあるストレージはそのままデフォルトにします。

「作成」を押すと、VirtualBoxマネージャーから今作成した仮想マシンが見えるようになっています。

ただ、今の状態ではハード(入れ物)が出来上がっただけなので、OSをインストールする必要があります。

Ubuntu 18.04 LTSをインストール

さきほどダウンロードした「ubuntu-18.04.4-desktop-amd64.iso」を使ってOSのインストールを行います。

歯車アイコンの「設定」を押して、今回の仮想マシン:Ubuntu 18.04の設定を行います。

設定の左にある「ストレージ」を選択し、ストレージデバイスのコントローラー:IDEの下にある「空」を選択、属性にある光学ドライブを「IDE セカンダリマスター」の右横にあるディスクのマークをクリックすると、仮想光学ディスクの選択ができます。ここで先程ダウンロードした「ubuntu-18.04.4-desktop-amd64.iso」を選択します。最後に「OK」をクリックします。

これで仮想マシンにUbuntuのディスクが挿入された状態になります。「OK」をクリックします。

それでは起動してみましょう。VirtualBoxマネージャーの上にある「起動」の矢印アイコンをクリックします。Ubuntu 18.04 [実行中]という画面が出てくるのでしばらく待つと、こんな感じのインストール画面が出てきます。

あとは画面の指示に従ってインストールを行っていきます。今回は英語版のUbuntuをインストールします。Englishを選んだ状態で「Install Ubuntu」を選択します。

キーボード設定です。日本語キーボードを使っている場合は、Japaneseを選択します。

Updates and other softwareもデフォルトでいきます。

Install typeもデフォルトです。(先程設定で割り当てた仮想マシン用の)HDDを全てまっさらにしてインストールするを選択します。「Erase disk and install Ubuntu」です。「Install Now」をクリックします。

確認のダイアログが出てきますが、「Continue」でインストールが開始されます。

時刻調整のため、地理情報を設定します。(地図をクリックで設定できます)

アカウント情報を設定します。

インストールが終わるまで待ちます。プログレスバーが下に表示されるので、それが満たされるまで待ちましょう。PCによりますが10分~20分くらいで終わると思います。

インストールが終わると再起動してくださいと出るので「Restart Now」をクリックします。ちなみに「Restart Now」を押してしばらくすると、ディスクを抜いてEnterを押してくださいと出ると思うので「Enter」を押します。(キャプチャを取り忘れました。。)

再起動後、この画面が出てきます。

先程作ったアカウント情報でログインしてみます。

Welcome to Ubuntuの画面が出てくれば成功です。おめでとうございます!

What’s new in Ubuntuは適当に読んで「Next」で飛ばしましょう。

その後すぐにソフトウェア・アップデートのダイアログが表示されるので、「Install Now」をクリックしておきます。

仮想マシンを閉じる

仮想マシンの閉じ方は、他のアプリケーションを閉じるのと同じように右上のバツマークをクリックします。すると「仮想マシンを閉じる」のダイアログが表示されるので、操作を選択します。

「仮想マシンの状態を保存」を選択すると、Ubuntuで何か作業したり実行していたとしてもその状態をそのまま保存されて、次回仮想マシンを起動しても同じ状態から始めることができます。プレビューを見るとたしかに閉じる直前の画面表示になっているのが確認できます。

補足:仮想マシンインストール直後のおすすめ設定

仮想マシンをインストールした直後は、ホストOSとゲストOSのデータの連携や、解像度が良くなかったりするので、以下の設定を行うことをおすすめします。

クリップボードやドラッグ&ドロップの共有に関する記事:

画面解像度を上げる方法に関する記事:

まとめ

Windows 10のVirtualBoxで、Ubuntu 18.04 LTSの仮想マシンを作成しました。仮想マシンは、マシンのイメージをスナップショットで保存しておいたりできるので、マシンを複製したり、不具合があれば前の状態に復元したりが簡単にできます。

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