こんにちは。カルークです。
今回は、Pandasのデータフレームの表示方法についていくつかまとめます。
実行環境
import pandas as pd
pd.__version__
Pandasの実行環境は1.2.3です。
サンプルのデータフレームを作成
今回題材にするデータフレームを作成します。ちなみに、値に意味はありません。
df = pd.DataFrame({
"col_A": [100, 300, 200, 400, 200, 700, 200],
"col_B": ["A", "B", "C", "D", "E", "D", "C"]
})
head()でデータフレームの冒頭を表示する
まずよく使うのがhead()です。デフォルトではデータフレームの冒頭5件を表示します。
df.head()
引数には数値を指定することができ、冒頭N件の表示となります。例えば、冒頭3件を表示する場合は、
df.head(3)
tail()でデータフレームの末尾を表示する
head()はデータフレームの冒頭からの表示でしたが、tail()は末尾から表示します。(tailは「しっぽ」の意味です)
df.tail()
tailも引数に数値を入れることができ、末尾の何件を表示するか指定が出来ます。例えば、末尾の3件を表示する場合は以下のようにします。
df.tail(3)
データフレームの縦と横を転置して表示する
横に長いデータフレームを扱う場合、横スクロールが長すぎて可読性が悪い事があります。そのような場合は、headやtailの後ろにTを付けて転置表示する事ができます。
df.head().T
df.head()の結果が縦、横入れ替わっているのが確認できます。df.tail()も同様に縦、横入れ替えて表示することができます。
ちなみに、TはTranspose (転置)の略です。
まとめ
今回は、Pandasのデータフレームの表示方法についていくつかまとめました。